最近は病院もサービス業の1つだと捉えられています。
患者もテレビや新聞、インターネットなどで知識も増え、どこの病院が良いとかといった情報にも詳しくなってきています。
自然と良い医者や、対応の良い病院に患者は集まり、そうでない病院は淘汰されてきています。
儲かっている病院と儲かっていない病院が存在するのは、患者は顧客でもあるということではないでしょうか。
「患者だから」とか「助けてあげているのだ」といった考えで患者に接していると、自然と患者は離れていきますし、尊敬の念を持って接してくれている病院には患者が集まってきます。
もちろん医者に対する信頼も大切ですが、一番患者と接する機会の多い看護師の対応に関わるところも多いように聞きます。
実際、自宅から近いところに病院はあるけれど、看護師の対応が酷いので、電車に乗って別の病院に通っているという人もいます。
昔は患者が病院や医者を選ぶということは一般的ではありませんでしたが、現在では思うような対応がされなかったり、また怪我や病気が改善されないと感じると他の病院や医者を選択するようになってきました。
もちろん、看護師の対応によって通院する病院を変えることも当然になってきました。
患者の悩みや苦しみを共用、共感することが出来る人であれば看護師としての適正があるといえるでしょう。ですが出来ない人の場合は看護師としての適正に問題があるかもしれません。
親しく話をするのと、乱暴な口調が違うように小さな違いではありますが患者は敏感に感じ取るものです。
どうしても「治してやる」といった態度がその言動に出てしまう看護師が実際にいますので、そのような人に出会うと何故看護師になろうと思ったのだろうか、と不思議でしかたありません。
もしも周りでこのような看護師がいるのでしたら、反面教師として染まらないように気をつけましょう。